umask

新規ファイル作成時のアクセス権限(パーミッション)を設定します。既に作成済みのファイルには影響はありません。ファイルのアクセス権は、通常作成されると「rw-r--r--」、ビットで表すと「110100100」(8進数では644)であり、この値に「umask」コマンドで指定した値がマスク(AND演算)されます。


※パーミッションの詳細については「chmod」コマンドを参照してください。


書式

umask [-p] [-S] [権限情報]

▲PageTop

オプション

オプション名 説明
-p 現在設定されているマスク設定を8進数形式で表示します。
-S 現在設定されているマスク設定を記号(例:u=rwx,g=rwx,o=rwx)で表示します。

▲PageTop

実行例

新規作成したファイルのパーミッションが「r--r--r--」(全ユーザで読み取り専用)になるように設定します。

  1. ファイル「SampleText01.txt」を新規作成します。
  2. ファイル「SampleText01.txt」のパーミッションを確認します。
  3. 新規作成したファイルのパーミッションが「r--r--r--」(全ユーザで読み取り専用)になるように設定します。
  4. ファイル「SampleText02.txt」を作成します。
  5. ファイル「SampleText02.txt」のパーミッションを確認します。

実行結果

$ vi SampleText01.txt [Enter]
SampleText01.txt [新] 2L, 3C 書込み
$ ls -l SampleText01.txt [Enter]
-rw-r--r-- 1 sampleuser01 sampleuser01 3  5月 9日 16:27 SampleText01.txt
$ umask 222 [Enter]
$ vi SampleText02.txt [Enter]
SampleText02.txt [新] 2L, 3C 書込み
$ ls -l SampleText02.txt [Enter]
-r--r--r-- 1 sampleuser01 sampleuser01 6  5月 9日 16:35 SampleText02.txt
        

▲PageTop