nl

テキストファイルの内容に行番号を追加して出力します。


書式

nl [オプション ・・・] ファイル名 [ファイル名2 ・・・]
nl [--help] [--version]

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オプション

オプション名 説明
-b 番号付け方式,
--body-numbering=番号付け方式
本文セクションの番号付け方式を指定の方式に設定します。
a
全ての行に対して番号付けを行います。
t
空行でない行のみに番号付けを行います。
n
行番号を振りません。
p検索文字列
指定した文字列にマッチした行のみを番号付けの対象にします。
-d 文字列,
--section-delimiter=文字列
指定された二文字の文字列をセクションの区切りに使用します。
-f 番号付け方式,
--footer-numbering=番号付け方式
フッタセクションの番号付け方式を指定の方式に設定します。
※指定可能な方式は-b 番号付け方式, --body-numbering=番号付け方式と同じです。
-h 番号付け方式,
--header-numbering=番号付け方式
フッタセクションの番号付け方式を指定の方式に設定します。
※指定可能な方式は-b 番号付け方式, --body-numbering=番号付け方式と同じです。
-i 行番号増分,
--page-increment=行番号増分
行番号増分を設定します。
-l 行数,
--join-blank-lines=行
空行について指定された行数で一行分とし、最後の行にのみ番号付けを行います。
-n 表示方式,
--number-format=表示方式
行番号を指定された方式で出力します。
ln
左詰で、ゼロ詰めを行いません。
rn
右詰で、ゼロ詰めを行いません。
rz
右詰で、ゼロ詰めを行います。
-p, --no-renumber 論理ページ先頭での行番号リセットを行いません。
-s 文字列,
--number-separator=文字列
指定された文字列を出力ファイルの行番号とテキスト行の間に区切りに使用します。
-v 行番号,
--starting-line-number=行番号
各論理ページの行番号を指定される数字で開始します。
-w 行番号,
--number-width=行番号
行番号表示の際使用する文字数を行番号に設定します。
--help 使用方法を表示します。
--version バージョン情報を表示します。

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実行例

テキストファイル(「SampleText21.txt」が存在するものとします。)の内容をヘッダ、本体、フッタに分割し、本体のみに行番号を振って表示します。

  1. テキストファイル「SampleText21.txt」の内容を表示します。
  2. テキストファイル「SampleText21.txt」の内容をヘッダ、本体、フッタに分割し、本体のみに行番号を振って表示します。

実行結果

$ cat SampleText21.txt [Enter]
\:\:\:
フッタ部分
\:\:
(SampleText21.txt)サンプルテキストの本文
1行目
2行目
3行目
\:
フッタ部分
$ nl -h n -b a -f n SampleText21.txt [Enter]

       フッタ部分

     1  (SampleText21.txt)サンプルテキストの本文
     2  1行目
     3  2行目
     4  3行目

       フッタ部分
        

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