grpck

グループ情報の設定ファイルに対して検査を行います。


書式

grpck [-r] [-s] [group [gshadow]]

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オプション

オプション名 説明
-r グループの設定ファイルチェックで不正が発見された場合、プロンプトに対し自動的にnoと返答します。
-s グループの設定ファイルにGIDでのソートのみ行い終了します。

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実行例

指定したグループ(「samplegroup03」が存在するものとします。)に存在しないユーザ(「sampleuser03」が存在しないものとします。)を追加し、設定ファイルの検査を行います。

  1. 「vigr」によりグループファイルを編集します。(この例では「samplegroup03:x:520:」となっている行を探し出し、「samplegroup03:x:520:sampleuser03」に修正します。)
  2. グループ「samplegroup03」の設定を確認します。(ユーザ「sampleuser03」が追加されてるのを確認します。)
  3. グループの設定ファイルを検査します。(ユーザ「sampleuser03」は存在しないため警告が発生します。)
  4. チェックが通るように更新します。
  5. グループ「samplegroup03」の設定を確認します。(ユーザ「sampleuser03」が削除されているのを確認します。)
  6. グループの設定ファイルを検査します。(正常終了を確認します。)

実行結果

# vigr [Enter]
        
sampleuser01:x:516:
sampleuser02:x:517:
samplegroup03:iA2tohLGXrSTQ:520:sampleuser03  ←ユーザ「sampleuser03」を追記。
                                                    3,1        末尾
        
# cat /etc/group|grep samplegroup03 [Enter]
samplegroup03:iA2tohLGXrSTQ:520:sampleuser03
# grpck [Enter]
グループ samplegroup03: ユーザ sampleuser03 はいません
メンバー 'sampleuser03' を削除しますか? y [Enter]  ←チェックが通るように更新。
grpck: ファイルは更新されました
# cat /etc/group|grep samplegroup03 [Enter]
samplegroup03:iA2tohLGXrSTQ:520:  ←ユーザ「sampleuser03」は削除されている。
#grpck [Enter]
#  ←正常終了。
        

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