cd

カレントディレクトリ(現在の作業ディレクトリ)を指定したディレクトリに変更します。ディレクトリを指定しない場合は、環境変数「$HOME」で指定されたディレクトリに変更します。※1 $HOMEの設定はシェル起動時に自動的に設定ファイル「/etc/passwd」から読みこまれます。


書式

cd [オプション ・・・] [ディレクトリ名]

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オプション

オプション名 説明
-L ディレクトリ名でシンボリックリンク(ディレクトリ・ファイルに別の名を設定し、その名前でアクセスできる仕組み)を指定した場合、カレントディレクトリのパスを表示する際に論理ディレクトリ名(「cd」コマンドで指定したディレクトリ名)で表示を行います。
-P ディレクトリ名でシンボリックリンクを指定した場合、カレントディレクトリのパスを表示する際に物理ディレクトリ名(実際にカレントディレクトリが存在するディレクトリの名前)で表示を行います。

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実行例

カレントディレクトリを指定されたディレクトリ(「SampleDir01」が存在するものとします。)に変更し、現在のカレントディレクトリを表示します。

  1. カレントディレクトリを指定されたディレクトリ(SampleDir01)に変更します。
  2. pwd」コマンドを使用して現在のカレントディレクトリを表示します。

実行結果

$ cd SampleDir01 [Enter]
$ pwd [Enter]
/test/SampleServer/SampleDir01
        

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